頭痛には種類がある!
種類を知ることで原因を知ろう


頭が痛くなる症状「頭痛」。ほとんどの方が、一度はその症状が起こったことがあるのではないでしょうか。なかには年がら年中頭痛に悩まされている人もいるでしょう。そのようなとき、やみくもに頭痛薬を飲んでも、症状がよくならないことがあります。
じつは症状を改善するには、「頭痛の種類」を知ることが近道となるのです。今回は、頭痛の種類について詳しく解説します。頭痛に悩んでいるという方は、参考にしてみてください。
1. 頭痛にはいろいろな種類がある

頭痛は、じつはいろいろな種類に分類されます。発生頻度や部位・原因などさまざまな種類があるので、その解決方法も、さまざまなものにわかれているのです。
では最初に、頭痛にはどのような種類があるのかを解説します。
2. 頭痛の発生頻度による種類わけ
頻繁に頭痛に悩まされる人もいますが、決まった行動をしたときに発生するものや、病気が原因で発生する頭痛に悩んでいる人もいるのです。頭痛がどれくらいの頻度で発生するのかによって種類わけをすると、以下のようになります。
2-1. 頻繁な頭痛 「慢性頭痛」
繰り返される頭痛のことを、「慢性頭痛」と呼びます。とくに原因とされる病気がないのに発生するもので、「一時性頭痛」とも呼ばれています。具体的には、片頭痛や緊張型頭痛、群発頭痛などです。日本人の多くの人が悩まされているといわれているのが、この慢性頭痛です。
2-2. 原因となる病気がほかにあり発生する「二次性頭痛」
「二次性頭痛」は、なんらかの病気により発生する頭痛のことです。命に関わる頭痛となる場合もあり、その代表的な病気が「くも膜下出血」です。また、二日酔いなど、アルコールが原因となって発生する頭痛も二次性頭痛に分類されます。
3. 頭痛の発生部位による種類わけ
一口に頭痛といっても、原因などによって痛くなる部位が異なります。部位ごとに種類わけをすると、以下のようになります。
3-1. 頭全体の頭痛
もっとも多いのが、決まった部位ではなく、頭全体の痛みを感じるものです。とくに緊張型頭痛は、全体が痛くなる場合があります。
3-2. 頭頂部に発生する頭痛
頭のてっぺんが痛くなる頭痛もあります。緊張型の頭痛でも、人によっては、この部位の痛みを訴える場合があります。 しかし、基本的に頭のてっぺんには太い血管や神経が存在していないので、痛みに鈍感ということもあり、この部位が痛いと感じることは少ないのです。もしも頭のてっぺんで頭痛を感じる場合は、心理的なものが原因となっている可能性があります。
3-3. 側頭部の頭痛
頭の横側(こめかみ)に発生する頭痛も、比較的起こりやすい頭痛です。代表的な症例として、片頭痛があります。顎関節症などでも、この部位が痛くなる場合があります。
3-4. 後部の頭痛
頭のてっぺんから後ろ側にかけて感じる頭痛です。とても強い痛みをこの部位に感じる場合は、くも膜下出血や解離性動脈瘤などの病気が疑われます。緊張型の頭痛、または高血圧が原因の場合は、軽めの痛みをこの部位に感じることがあります。
3-5. 前頭部の頭痛
頭の前のあたりで感じる頭痛です。片頭痛や急性副鼻腔炎などを発症すると、この部位が痛くなる場合があります。
4. 頭痛の原因による種類わけ
最後に、頭痛の原因で種類わけをすると、以下のようになります。
4-1. 精神面・ストレス
強いストレスを感じたり精神的に追い込まれたりすると、頭痛が発生することがあります。このような精神面が原因の頭痛としては、片頭痛や緊張型頭痛があります。 ストレスを感じると体全体の筋肉に力が入り、長時間その状態が続くとコリが発生し、それが頭痛を誘発する場合もあるのです。
4-2. 血流の悪化
体をめぐる血流が悪くなることにより、頭痛が発生することがあります。長い時間同じような姿勢でいると身体的なストレスを感じ、頭痛へとつながるのです。緊張型頭痛がこれに該当します。
4-3. 目の疲れ
目を使い過ぎてピント調節の役割を持っている毛様体筋に疲れが生じると、自律神経のバランスが崩れてしまいます。その自律神経の乱れが、頭痛を引き起こします。
4-4. 睡眠不足
睡眠は、精神面や身体面のストレスを緩和する役割を担っています。その睡眠が不足してしまうと、各種ストレスが解消されなくなり、体に緊張を発生させます。それが緊張型頭痛へとつながるのです。
4-5. 天候の変化
梅雨や台風の時期になると、決まって頭痛を発症する方がいます。これは気候の変化により、気圧が低下すると発生しやすい症状です。気圧が低下することにより自律神経に乱れが生じ、頭痛へつながるのです。
4-6. 女性ホルモンの乱れ
片頭痛は、女性の方が男性に比べると、3倍以上発症するといわれています。また、生理周期と連動して発生することも多く見られるため、女性ホルモンの乱れが片頭痛を引き起こすとされています。
5. 頭痛になったら、「頭痛の種類」をしっかりと知ろう
以上のように、細かくわけると多くの種類に分類されるのが頭痛です。頭痛にならないため、そして辛い頭痛を少しでも早く改善するためには、頭痛の種類を知ることが大切になってきます。「頭のどの部分が痛いのか?」「どのような痛みを感じるのか?」などを、自分自身でしっかりと把握をするようにしましょう。 頭痛の治療法には、片頭痛には片頭痛の、緊張型頭痛には緊張型頭痛の治し方や症状を軽くする方法があります。 たとえば緊張型頭痛では、肩や首のコリを解すことが、症状の緩和や、頭痛の発生を抑えることにつながります。片頭痛があるならば、「最近不規則な生活を送っていないか?」「睡眠不足ではないか?」などの生活習慣の見直しを行うことも大切です。
6. まとめ
頭痛と一口でいっても、じつはその種類は、細かくわけられます。発生頻度や発生部位、症状、原因などに、さまざまな違いがあるのです。 頭痛にならないため、辛い頭痛を少しでもよくするためには、自分の頭痛の種類をしっかりと把握し、その原因を掴むことが大切です。 「あすあか整骨院」では、頭痛につながる首や、肩のコリを解すためのッサージなども承っております。頭痛の種類から原因を探り、それにあった施術を行っております。ぜひご利用ください。